【見た映画】6月27日公開ジュリアン・ムーア主演「アリスのままで」
ちょこっと解説
6月27日公開の「アリスのままで」を一足先に鑑賞しました。
アカデミー賞主演女優賞受賞で湧いたジュリアン・ムーアの演技がものすごい。
これは見るべしな一作!
邦題「アリスのままで」がアナ雪の「ありのままで」を模し過ぎでは…
と若干引き気味だったけれど原題が「STILL ALICE」と知ってこれ以外無いなと納得。
ネタバレはしてませんが、見る予定の方はレビューまでは見なくていいと思います。
「アリスのままで」
解説(KINENOTEより引用)
50歳で若年性アルツハイマー病を発症し次第に記憶を失っていきながらも懸命に生きる女性教授を、主に発症した本人の目線から描いたドラマ。アメリカでベストセラーとなったリサ・ジェノヴァの小説を映画化。主演は「マップ・トゥ・ザ・スターズ」「エデンより彼方に」のジュリアン・ムーア。本作の演技により第87回アカデミー賞、第72回ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門など数々の映画賞で主演女優賞を受賞した。ほか、「ブルージャスミン」のアレック・ボールドウィン、「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば」のケイト・ボスワース、「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワートらが揺れ動く家族たちを演じている。
Myレビュー
アリスと娘の絆に感動。
(ネタバレ注意)
50歳にして若年性アルツハイマーを患ったアリスとその家族との絆の物語。
「虚」をこんなにうまく表現できる女優がいるだろうか。日に日に子供に立ち返っていくようなアリスの「虚」の表情に引き込まれた。
病気が発覚し「私が私でなくなる前に・・」を口癖に、必死に記憶や絆をつなぎ止めようとしていくアリス。
この意識はしっかりしているのに記憶が留められず周りからの理解も得にくいという段階が本人にとってきっと最も辛いのだろう。
女優志望で家族の中でも少し浮いている次女のリディアと、アルツハイマーで家族から孤立していくアリスの絆も見どころ。
アリスが最後に口にする言葉がアリスの人生全てを物語っていてじわっと感動する。