【観た映画】マリオン・コティヤール主演「サンドラの週末」
鑑賞日
2015/06/12/金
ちょこっと解説
- サンドラの復職かボーナスか?!同僚たちがどちらを選択するのか気になる展開
- いざ自分がサンドラだったら?同僚だったら?どうするかなと考えさせられる
「サンドラの週末」
▼Bunkamura ル・シネマ
解説(KINENOTEより引用)
「ロゼッタ」「ある子供」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したジャン=ピエール・ダルデンヌとリュック・ダルデンヌの兄弟が、解雇を回避するために同僚たちに賞与を諦めるよう説得して回る女性の姿を描いたドラマ。主演は「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」でオスカーを獲得したマリオン・コティヤール。窮地に立たされた主人公のひたむきさや脆さを演じ、第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。主人公を支える夫を「ロルナの祈り」のファブリツィオ・ロンジォーネが演じるほか、オリヴィエ・グルメやモルガン・マリンヌといったダルデンヌ兄弟作品の常連が集結。
Myレビュー
自分に置き換えて沢山のことを考えさせられる一本
突然解雇を告げられる場面から映画が始まる。
この映画の登場人物は中流階級かそれ以下の者たちが生活費をギリギリのところでやりくりし生活に苦しんでいる者達。
フランスが舞台といってもそこは煌びやかなお洒落フランスとは全くもって異なる、街全体がどんより曇ってるかのような田舎街。
従業員達はボーナスかサンドラの復職かの選択を迫られ、従業員達の過半数がサンドラの復職に賛成すればサンドラは復職出来る。
そのためサンドラは週末に従業員達へ説得の旅に出る。
中にはサンドラを心から応援する者もいるのだが、根底にある貧しい暮らしが邪魔をし素直にサンドラの復職に賛成出来ない者が大半。
もしも自分がサンドラだったら…
もしも自分がサンドラの同僚だったら…
どういう行動をとるかな?と常に考えさせられ、物静かな展開ではあるが結末は一体どうなるの?と目が離せない映画だった。
自分的には一連の騒動を通じて真の幸せってなんだっけ?と自分に問うことが出来たサンドラはある意味幸せだったと感じる。