コーヒー好き映画人の「とうきょう 映画くらしばなし」

映画業界にてお仕事中(Web)。気になる映画、映画人に関する自分的サマリー感覚のブログ! 時々、カフェ・コーヒーばなし。時々、LINEクリエイターズスタンプばなし。

【観た映画】ピクサー最新作「インサイド・ヘッド」

鑑賞日

2015/08/01/土

ちょこっと解説

  • ピクサーのイマジネーションに圧巻!
  • そういえば真木よう子主演の「脳内ポイズンベリー」と同じ題材?脳機能と感情でちょっと違うけれども
  • 映画の日、ファーストデーに鑑賞

インサイド・ヘッド

http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=81670

解説(KINENOTEより引用)

カールじいさんの空飛ぶ家」のピート・ドクターとロニー・デル・カルメンが共同で監督したディズニー/ピクサーによるファンタジーアニメ。11歳の少女の頭の中の喜び、怒り、嫌悪、恐れ、悲しみという5つのキャラクターたちが、少女の幸せを守るために奮闘する姿を描く。日本語吹替版では「ふしぎな岬の物語」の竹内結子、「一枚のハガキ」の大竹しのぶが声を担当する。

Myレビュー

一人の少女の自己成長物語

12歳の少女ライリーの頭の中に存在する5つの感情のうち、ヨロコビとカナシミに焦点を当てたハートフルーストーリー。

観終わった感想としては、とにかくピクサー(ディズニー)のイマジネーション力にワクワクさせられた。
人々の頭の中に具現化された感情のキャラクターが存在し、日々感情をコントロールしつつ蓄積された感情を元に性格の島が形成されていく。
それが元になってその人の性格が構築されていく。
あー、幼少の頃ってこういう想像して絵を描いたりおはなしを考えたりして遊んでいたなーとか思い返しながら鑑賞した。

ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミと5つの感情キャラクターがいるが、
皆ヨロコビでライリーの感情を満たそうと、カナシミのことを厄介者扱いする。
カナシミも自分のせいでライリーを悲しい気持ちにさせてしまっていると落ち込むが、
嬉しかった思い出は悲しい感情があってこその嬉しい、楽しい、喜びの感情だったのだということに気づかされていく。

本作は5つの感情がすったもんだし冒険を繰り広げるところに面白さがあるものの、
一人の思春期に差し掛かろうとしている少女ならではの感情の起伏のようなものを上手くとらえており
脳内を全く見せない状態でのストーリー展開でも十分家族のあたたかさを感じられるような内容になっていると思う。
逆に言うともっとライリーの物語を見てみたいなと思った。
じわりと感動できるおすすめの一本。