【観た映画】第67回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞受賞作品「フレンチアルプスで起きたこと」
鑑賞日
2015/08/07/金
ちょこっと解説
「フレンチアルプスで起きたこと」
解説(KINENOTEより引用)
Myレビュー
人間関係のいかに脆いことよ
フレンチアルプスのスキー旅行で起きた、妻子を置いてひとり一目散に逃げた夫と、妻子との計り知れぬ「溝」を描くドラマ。
そこまで重大なことをしたと思っていない夫と、家族の危機と捉える妻。 夫婦間の不協和音を肌で感じ取る子供達。 5日間の家族旅行で起きた事件が家族の重大な危機となって発展していく様を静かに描いている。
滞在中に知り合うカップルと夫妻がディナーをともにしながら 妻から今回の事件の話を聞いたカップル側は”もし同じ状況だったら?”と話すのだが 仲良くやってたカップルにも亀裂が走る。
本作を見ていて感じることは、いかに人間関係は脆いか、ということ。 でも夫はこの家族旅行があったからこそ自分自身を見つめるいい機会になったし、 家族としてのつながりの本質みたいなものを家族4人がそれぞれ感じることが出来たので 良い旅行だったのではないか。 ラストシーンの解釈は人によって分かれそうな気も。