【見た映画】「あの花」の制作陣が再集結!「心が叫びたがってるんだ。」
鑑賞日
2015/09/22/火
ちょこっと解説
- 「あの花」の制作陣が再集結!
- アニメを普段見ない自分でも楽しめました
「心が叫びたがってるんだ。」
▼シネ・リーブル池袋で鑑賞
Myレビュー
名曲の魅力を再確認。
ざっくりあらすじ。
自分の発した言葉で家族三人が離れ離れになってしまったというトラウマを抱え、言葉を発するとお腹が痛くなってしまうようになった女子高生、順。
順の通う高校と、地域の住民が触れ合う場、地域ふれあい交流会の実行委員会に選出された順と、同級生たち。
ふれあい交流会でミュージカルを上演することとなる。言葉ではなく歌なら想いを伝えられることに気づく順。
実行委員会の活動を通して心を開き言葉を取り戻していく姿を描く。
「あの花」で知られるアニメ映画のスタッフたちが再集結して製作された本作。
すみません、「あの花」は未見だけど評判上々ということは既知。
そして本作はそれを上回るとの呼び声も高い。
実際見てみてこのアニメ映画シリーズ(?)の魅力が分かった。
主人公は言葉で人を傷つけ自分自身の殻にこもってしまうが、誰しも小学校〜高校生くらいの多感な時期は経験があるのではないか。
すんなりと彼女の気持ちに共感するところから入れた。もっとも、彼女の場合は家族を壊すという最悪の事態になってしまったが。
本作の魅力はなんといっても「歌」。
昔の版権フリーの名曲に彼女の想いを歌詞にのせて歌う。
制作陣がインタビュー等で答えていたが高校生で作曲まで出来ると完璧過ぎる、既存の楽曲であれば版権フリーの名曲柄使用できるのでは、という一石二鳥的なところで昔の名曲が使用されることになったようだ。
父親の順への暴言は父親としてあまりに残酷過ぎてそこだけ引っかかったが、殻にこもるくらいのトラウマを作らなければならなかったとなると妥当か。